家づくりとは

『ありがとう』の連鎖である。

AIR断震システム

AIR断震システムへの想い

IMGP34812011年3月11日に発生した東日本大震災。

ここ茨城県も、瓦の落下、石垣の崩壊など数多くの被害に見舞われ、地震に対する恐怖と不安を身を持って体感致しました。

「住む人の命を地震から守るために、何ができるだろう…」。
あの日以来、頭の中を巡るのはそんな感情ばかりでした。

そんな時お客さまからのご提案がキッカケで出会ったのが、この「AIR断震システム」です。

「空気の力で家が浮く」

私自身、半信半疑でした。
しかし、自らつくば市の日本AIR断震システム株式会社を訪ねシステムを体感し、驚愕いたしました。

揺れをほとんど感じなかったのです。
地震からお客さまの大切な住まいを守り、被害を最小限に食い止めるために。私たち篠原工務店には、この「AIR断震システム」が必要だと確信致しました。
そしてこの新しくも画期的なシステムをより多くの方に体感して頂くために、古河展示場にAIR断震システムを搭載、リニューアル致しました。

宙に浮く家 AIR断震システム。

 

AIR断震システムとは

地震の時浮いていれば、『地面の揺れを感じる事は無いだろう』という、子供みたいな発想から生まれました。 地震の揺れを感知すると、瞬時に宙に浮き揺れを建物に伝えづらくする装置です。 (震度7の揺れを1/30に軽減が可能)

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■東日本大震災での実績
東日本大震災において既存の装置では対応出来なかった場合でも、エアー断震システムの家に居た人は、巨大地震に気がつかず、猫が寝たままでした。

エアー断震システムは、防災科学技術研究所の実物大実験で、あらゆる実験を行い安全性を確認、震度7でもコップの水が揺れませんでした。

■建築基準法での扱い
エアー断震システムは建築基準法の耐震住宅に適合し、通常の建築士が耐震住宅として設計できる合法的な地震対策で、優れた地震対策です。

 

建物を宙に浮かせ、揺れをまるごと断つのが「エアー断震システム」

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エアー断震システムは地震発生から約0.5秒~1秒程で空気タンクに貯蔵してある空気を人工地盤と基礎の間に瞬時に送り込み、建物全体を浮上させます。
建物と実際に揺れている面は切り離されるため、建物自体、建物の中に居る人や財産は地震の影響をほとんど受けずに済みます。

また、エアー断震システムは一般的な免震システムに比べ安価となっており、ローコストに安全の地震対策を建物に設置することができます。

 

映像で見るエアー断震システムのしくみ

耐震・制震・免震との違い

 

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揺れの比較表

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AIR断震の特徴

1.震度7の揺れを1/30に軽減

エアー断震システムは簡単にいうと、空気の力で家を空中に浮かせて地震の揺れから避難するための、最新の地震対策装置です。 地震が発生した時、地面は揺れますが、まったく地面と接していない浮いた家なら揺れません。その理屈を具現化したのがエアー断震装置。 揺れが少なく、家の倒壊はもちろん、家具の横倒しなどによる被害も、未然に防ぎ自分の身や最愛の家族を守ることができます。

 

2.免震装置の約1/3の施工費用

エアー断震システムの施工費用の目安は、導入する住宅によって変動いたしますが、従来の免震装置の約1/3で抑えることができます。 制震装置が約200万円、耐震装置が約100万円すると、AIR断震はこれまでの地震対策より高次元の地震対策効果と比較的設置しやすい費用を両立しています。また、2×4をはじめ様々な戸建住宅に対応しており、3階建の建物にも導入できます。

 

3.メンテナンスフリー&年に1度のアフターメンテナンス

エアー断震は、お手入れや保守の煩わしさがありません。地震後空気の補充は自動でコンプレッサーによりタンクに補充されます。また、年に1回程度、担当社員が装置が正常に働いているかどうか、点検に伺います。 ただし部品交換や専門メンテナンスは有料工事になりますのでご相談の際詳細をお話しさせていただきます。

 

地震大国日本

世界の地震の約10%が、日本やその近くで起こっています

日本は、世界の面積の1%にもならない国なのに、世界の約10%の地震が発生しています。体に感じない小さな地震までいれると、いつもどこかで地震が起こっています。日本は世界で有数の地震国なのです。

そこに暮らす私たちは、命、財産を守る為に地震やそれによって起こりうる様々な自然現象を正しく理解し、上手に付き合っていく必要があります。

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震央(1998年~2007年、M4以上) ○は震央の位置、色の違いは震源の深さを表します。 プレート境界に沿って地震が集中して発生してい ることがわかります。

 

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世界の地震分布 昭和63年~平成19年(1988年~2007年)/ 赤い点は、マグニチュード5.0以上、 深さ100kmより浅い地震が起こった場所 。

 

今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率

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上の地図は30年以内で震度6弱の揺れに見舞われる確率を示した「全国地震動予測地図」です。
確率が最も高いのは、静岡市の89.8%で、津市の85.9%、奈良市の67.7%となっており、このほか、東京(都庁付近)は19.6%、横浜市は66.9%、名古屋市は45.3%、岐阜市は17.2%、和歌山市は48.2%、大阪市は60.3%、徳島市は61.2%、高知市は63.9%という確率が挙げられています。

この確率とは別に大地震が起きていることも事実であり、日本全国のどこで大地震が今起きてもおかしくない状況と言えます。

東日本大震災から考える

AIR断震システムが地震から建物を守る

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上の写真は、日本エアー断震システム本部社員が震災後被災地を訪れた写真です。

海岸から深くに入った場所でも津波の被害があり、その他地域では建物の損傷、地面の液状化等が見られました。
また茨城にある本部も地震の被害を受けており、今なお続く余震に日々地震の恐怖を実感しております。

そんな中私たちにできることは、今回の地震でその効果を発揮したエアー断震システムをひとつでも多くの建物に導入し、人々の命・生活・財産を安全に守ることだと考えております。

震災後人々の生活・命を守る避難所、会社の資産・社員の命を守る断震シェルター、企業の大切な情報を守る断震データセンター。
エアー断震システムはいかなる状況でも建物を揺らさず、震度7の揺れを1/30に軽減します。
「建物」に対して何が大事かを、今回の地震をきっかけに今一度再検討してみてください。

まずは一度、古河展示場(コチラをクリック)にてその素晴らしさをご体験ください。