009:茨城県古河市 Sさま邸
【住 所】茨城県古河市
【引渡し年月日】H16年3月
【営業・設計担当】小池
【工務担当】久野(大)
【お客様のお気に入りポイント】 全部。1つだけ挙げるなら玄関。
お客様:S様ご夫妻
インタビューアー:久野(大)、久野(久)
久野(大):7年前に建築していただいたS様にお話しを伺いたいと思います。
まずは、この家に住んでいただいての住み心地や感想ですが、いかがでしょうか?
ご主人:住み心地はいいですよ。
お客さんもみんな「いいね」って言ってくれますし。
久野(大):具体的に、「この部屋が好き」っていうのはありますか?
奥様:ぜーんぶ好きなんだけど(笑)
1つだけ挙げるなら玄関が1番気に入ってますね。
運動スペースとしても使ってますよ。
玄関ならね、ドンドンやっても大丈夫だから、あそこで運動するわけ、夜にね。
ご主人:家中あちこち有効活用してるよね。
久野(大):では次に、篠原工務店を選んだ理由と、選んで良かったと思うところをお聞かせください。
奥様:篠原さんにした理由は、古河の展示場に行ったっていうことね。
久野(大):展示場は何箇所ぐらい回ったんですか?
奥様:3箇所ですね。埼玉、霞ヶ浦と見て、古河は最後に行ったの。
そしたら、古河展示場の小池さんが、「この展示場は建ってまだ半年なんです」って。
展示場廻りは1年も前からはじめていたから、あと半年早く古河の展示場に行っていたら、篠原さんでは建てていなかったの。
「縁があったのかなあ」ってすごい不思議に感じたよね。
ご主人:古河の展示場に行った後、小池さんがうちに来てね・・・。
奥様:さっそく地図を出して、「(建設予定地は)この辺ですか?」って(笑)
ご主人:それで何日か後、すぐに図面を作って持ってきたんだよ。
敷地にちゃんと合わせてきたからさ、こっちも引くに引けなくて(笑)
一同笑う
奥様:まあ引く気もなかったけどね。
もう、「篠原工務店がいいんじゃない?」って言ってたからさ。
篠原工務店さんは、地元でいっぱい建ててるって聞いたので、「だったら信用できるんじゃないの?」って思ったの。
もし変なことやってたら許されないでしょう?そう思ったから、決めたの。
ご主人:篠原工務店にして良かったなと思うのは、家を建てた後の話ですが、リフォームとか点検・修理とかって言って、詐欺まがいの訪問があるじゃないですか。
そういう人が来た時に、「うちはもう篠原工務店に決めてます」と言えるという、安心感があるところですね。
今はまだ、意識はしっかりしているけど、ボケてきたら、玄関先にプレートでも貼ろうかなと思っているんです。
奥様:いいよね?
久野(大):はい、もちろん。
奥様:だって建てて数ヶ月でね、「裏の排水路を見せてください」って業者が来たもの。
断ると、「詰まってるかもしれないから!」ってしつこく言って。
久野(大):それはいかにも怪しいですね。
奥様:でしょう?
・・・そのときは、「篠原工務店さんに見てもらいますから」って言って、なんとか見せずにすんだけど。
ご主人:あれは完全に詐欺だったね。
だからあと10年もしてボケてきたら危ないなってね。
そんな風にして、篠原さんも気をつかってもらえればね。
ありがたいですね、とっても。
奥様:あとはキッチンの、地震で扉が開かないようになるやつ・・・
久野(大):カップボードの「耐震ロック」ですね。
奥様:あれもいいよね。
うちに来たお客さんにも「欲しい!」って言われるよ。
ご主人:引っ越して間もなくの頃、震度4の地震があったときにちゃんとロックがかかったよ。
久野(久):そういえば何年か前に、大きめの地震がありましたよね。(注:インタビューは東日本大震災より前に行われました)
ご主人:でも、そのぐらいの地震は、私たちは平気なんです。
小学生の時に、震度6の「十勝沖地震」を経験してるからね。
久野(大):震度6というと、立っていられないぐらいなんですか?
奥様:もう立っていられないいられない!
ご主人:ちゃんとね、覚えてるんだから。昭和27年3月4日午前10時22分って。
奥様:製紙会社の大きな煙突が、こんなふうに揺れるんだよ。
それが自分のほうに倒れてきそうで怖くて怖くて・・・。
ご主人:そんな地震の体験もありましたので、この家には普段人がいるところに荷物を置かずに済むように・・・と思って納戸を作ったんです。
奥様:納戸は作ってよかったよね。
久野(大):つづいて、建築時に「こだわった点」というとどんなところでしょうか。
プランのこだわりなど・・・。
奥様:こだわりはね、この和室と居間が隣り合うようにしたかったの。
どうしてかと言うと、私達年配者はいつ寝たきりになるかわからないから。
将来を見越して、ここを開けておけば和室が台所からいつでも見えるように、ね。
そこがこだわりだったかな、私は。
ご主人:10年20年先を見据えて、そのときに少し手を加えれば対応できるように
・・・そういうことを考えて建てましたね。
奥様:あともうひとつのこだわりは「手すり」ね。玄関に久野さんが付けてくれた、斜めの。普通縦につけるでしょ?
それだとね、関節が痛いって言うか力が入らないよ。
斜めの方が楽だよ。
奥様:久野さんには工事のとき「本当にいいんですか?」って聞かれたけどね(笑)
久野(大):では次に、「もうちょっとこうしておけばよかったな」・・・というお話も。
ご主人:ひとつだけありますね。
私が気になっているのは、階段のところの窓。
あそこ、網戸が付いているでしょう。あれを掃除するときに、取り外すのが大変なんですよ。
奥様:みんなどうしてるのかしらね?
ご主人:苦労してるんじゃないかな。
折りたたみのハシゴでなんとか届くけど、そこに手すりとか付いていたほうが良かったのかなとか。
・・・今ちょっといい方法を考えています。
久野(大):階段など、手が届かなくなる位置の窓は、網戸の手入れを考えて開かない窓にしちゃう場合もあるんです。
でも開かない窓にしちゃうと、今度は風が通らなくなってしまうので。
奥様:ああ、そうだよね。
久野(大):どちらを優先するかってことになってしまうんですよね。
ご主人:うちの場合は、やっぱりあそこは開かないと。
・・・例えば、下で操作すれば網戸がすっと下ろせるような、何か工夫ができればね。
奥様:でもそれは篠原さんの仕事じゃないでしょう(笑)
ご主人:もちろん、篠原さんからメーカーの方に伝えてもらってね。
でもこれは大事なことなんだよ、苦労しているのはうちだけじゃないと思う。
それがまた1つの新製品として、売れる可能性もあるし。
久野(大):・・・ハンドルか何かを回すと網戸が少しずつ巻き取られて、最後にぱかっと外せるとか。
ご主人:いいかもしれない。
久野(大):まあ例えばですけどね。でもそういう考え方はあるのかもしれないですね。
・・・そういったご意見は、メーカーのほうに挙げさせていただきます。
ご主人:今はまだなんとかできるけど、あと10年もしたらもう出来ないからね。
久野(大):では、これから家を建てる人へのアドバイスをお願いします。
ご主人:やっぱり「将来を見据えて計画する」、ということですかね。
奥様:若い人たちにとっては、将来はいろんな可能性が考えられて難しいかもしれないけどね。
ご主人:でも将来年をとったときに、あんまり不便を感じないように計画しておくことと、直すにしても大げさに直さなくていいようにしておくといいと思います。
その具体例としては、例えばトイレの広さとかね、車椅子で入れるように。
奥様:それとか手すりね。
ご主人:そうやって将来を見越して作ったほうがいいよね。
久野(大):最後に、篠原工務店に一言ということで、良いことでも悪いことでも、一言いただければ。
ご主人:あのね、私は、・・・あんまり大きくならないで欲しいんですよ。
あんまり大きくなると、お客さんに目が届かなくなる。
また従業員に対しても、目が届かなくなる。
いや、大きくなることは絶対大事なことなんだけど、急激にならないで、一歩一歩ね。
奥様:要するに、言いたいのは「お客さんを大事にしてください」っていう願いですよ。
で、何かあったら頼りになる存在であってくださいってことだよね。
ご主人:今はこうして久野さんと小池さんが、何かあるとすぐに対応してくれるから、我々も甘えてるけど。
奥様:でもそれはすごい安心感だよね。ほっとするっていうか。
すぐに飛んで来てくれるのが、何より嬉しいんです。それが1番助かります。
久野(大):なにか心配事があればいつでもご連絡ください。
・・・以上でインタビューは終了となります。本日はお忙しい中、ありがとうございました。