あいにく朝から悪天候...ついてないなぁ~
と思いきや...さすが小池部長担当の見学会、雨もあがり...徐々にお客様もご来場されていました。お足元の悪い中、皆様ありがとうございます。
私は、一足先に展示会場を後にし...本日ご契約を頂くS様宅に伺いました。
S様は、加藤次長が営業・設計と担当させて頂いていた地元のお客様です。プランもまとまり、お見積りにもご納得頂きまして...本日無事ご契約ということになりました。
契約書に署名、押印をして頂いた後...S様からある物を見せて頂きました。
「棟のところに打ち付けてあった物なんだけど...社長、これ分かるかい?」
「ん~しゅ・く・・・じょ・う・と・う・・・?」
「ぁああっ!・・・うちの幸吉じいさんの名前じゃないですか!」
そうなんです。現在のS様邸は、祖父の代でお世話になった建物なんです。上棟は昭和32年、今から約50年前にお世話になった住いの建替え工事を私の代でまたお世話になることになりました。
祖父と父が築いてきたS様からの信頼のもと、半世紀を越えてまた篠原に任せて頂けることになりました。
私が生まれる3ヶ月前に亡くなってしまった幸吉じいさん、その名前が記された棟板を見せて頂き...嬉しさと責任の重さを感じつつ...胸が熱くなってきました。
また数十年後も...篠原に任せて頂けるような仕事でお応えしていきます。
S様、今後共よろしくお願い致します。
幸多く吉に結びつくような家造りを目指して...
50年前の若い頃のおじいさんに会えたようなロマンのある話しですね。
『タイタニック』の映画の冒頭・現代の場面で、昔のデッサンと出会ったシーンのようです。
もう1つの『日本一の大工になりたかった少年の物語』が眠っていそうな現場ですね。