年輪を重ね

新幹線と特急を乗り継ぎ、奈良県へやって参りました。
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目的は、当社の大黒柱や和室に使う檜材、杉材についての視察です。
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まずは、丸清木材(有)さんへ...
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次に伺ったのは、森田木材さん...
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ちょうど、檜材の製材を行っているところでした。
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こちらでは、半年以上自然乾燥させた檜材しか使わないという徹底した拘りを持っており、
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倉庫にも大黒柱に使う太角がずらりと並んでおります。
それぞれに拘りを持った2社さん、いつも良質な檜材を提供して頂いております。
その後、吉野の山へ向かいました。
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こちらは、日本一の山主さんが持っていらっしゃるという檜の山...
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靄掛かった中に太陽光が差し込み、なんとも幻想的な景色の中に大きな檜が立ち並びます。
どれくらい太い...って?
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これくらいです。
(相撲とっても負けますよ。)
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「なかなかこんなごっつい檜は、お目に掛かれないですよ~。」
と案内して頂いた森久銘木さんもおっしゃっておりました。
(神社の境内などにはありますが、山にある檜はこの太さになる前に伐り出して材料にされてしまうものの方が多いのだそうです。)
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「それじゃあ、次は樹齢400年の大杉を見にいきましょう。」
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ということで、近くの村有林へ案内して頂きました。
落石注意やらマムシに注意やら...物騒な注意書きありますが、
気合を入れて行ってみましょう!
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かなりの急勾配です。
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ハァハァ...ハァハァ...息が上がります。
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「まだですか~?」
「まだまだ三分の一ですよ。」
「え~(+o+)」
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この山道をチェーンソーと燃料、その他の道具を持って昇り降り...
林業に携わる方々、本当に頭が下がります。
そうこうしている間に大きな杉が見えてきました。
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「あっこれですかね~。」
と森久さん。
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ではでは...と私も記念撮影をさせて頂き、ホッとしたのも束の間。
「あ~すみません、違いました...まだ上です。」
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ということで、まだまだ昇ります。
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途中、樹齢40年くらいの植林された山を抜け...
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おっまた太い木々が見えてきました。
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あっあれですよ!
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樹齢400年の大杉にやっと出会うことが出来ました。
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江戸時代からこの場所で生き続けてきたこの大杉は、まさに「歴史の証人」。
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その存在感に圧倒されながらも、不思議なパワーを頂いたように感じました。
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山を登ること40分、途中ヒルに血を吸われたり大変な思いもしましたが、
なんとも言えない達成感を味わいながら山を降りる一行でした。
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その後、製材市場と
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原木市場も視察...
二日間、かなりタイトな日程でしたが、檜やそれに携わる沢山の方々と触れ合うことができ、大変貴重な体験をすることが出来ました。
私のわがままを聞いて、奈良まで同行して頂き、行く先々で色々な段取りをして頂いた丸宇木材の堤社長と高橋さんには心より感謝申し上げます。
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あの大杉ほど長生きは出来ませんが、一つひとつ年輪を重ねながら会社も自分自身も成長していきたいと思います。

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