原寸・型板

いよいよ、小山市K様邸開始です。
千鳥破風入母屋の純和風住宅 始ります。
野中棟梁と久野課長


『千鳥・起り』
これらはいずれも屋根の形状を言う言葉です。
『千鳥』:屋根が反りかえっている形状の場合言います。
『起り』:屋根がアールかかって丸まっている形状の場合を言います。
『破風』:一般的には切妻屋根形状を指します。
『入母屋』:寄棟屋根と切妻屋根の複合した屋根の形を言います。
『千鳥破風入母屋』:お寺さんなんかの屋根に多い形状です。
今回のK様邸のお宅もこのタイプ
直線で構成される屋根の場合は
特別、『原寸』(実寸法での作図を言います)描かなくても仕事は進みます。
しかしながら、屋根面が曲線をえがくような場合は
『原寸』は必須です。
写真中央に屋根の曲線
この作業は なかなか 神経を使う作業で 
3次元での形が分からないと細部の作図が出来ません
そして、原寸でベニヤ板に描かれたパーツを
忠実に型取る(切り取る)作業が 『型板取り』 いわゆる、『型板』と言う作業になります。
真剣に取り組む野仲組
隅木の型取り
まさに、匠たちの腕の見せ所 と言ったところです。
設計図を描いた私も出来上がりがとても楽しみです。

原寸・型板” への2件のコメント

  1. 圧観です!!
    完成現場見学会で、純和風のお宅の複雑な屋根を拝見した時、どうやって、図面を書き、それをカタチにするのかと思っていましたが。。今回のブログで、少しだけわかりました。現実の凄さ!まさに想像以上で感動しました。
    こういう現場、もっと見せてください!たのしみにしています。

  2.  実際に建ち上がったところも見てみたいですよね...アイスさん!引き続きブログでお伝えして下さいね、高島ぶちょ~。

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