高知のほうは、長宗我部元親様に会いたい一心で行きました

桂浜で「日本の夜明けは近いぜよ」と坂本竜馬の真似をするのもいいですが、

私としてはもう少し長宗我部家も推してもらいたいところです･･･

元親公は四国を“ほぼほぼ”統一された戦国武将ですが、

皆様はご存知でしょうか？

統一したと言っても当時の四国は三好家の力も弱まっていて周辺にそれほど強い敵もいなかったため、他の戦国武将と同じスケールで考えてはいけないですが。

 

でも、私は人間性という点で元親公が好きです。

 

土佐統一を果たし、四国統一を目指した際、

家臣に「四国の覇者をなぜ目指すのか？」

と問われたという話があります。

家臣のこの言葉に対し、元親公は、

「家臣に十分な恩賞を与え、家族が安全に暮らせるようにするには、

土佐の地だけでは不十分だから」

と答えたそうです。

こういう考えを持って他国に侵攻していた武将は

当時どれほどいたのでしょうか？

たぶん少ないのではないかなぁ･･･と思います。

 

それと、豊臣政権下の時代には、

秀吉にもらった饅頭を、元親公一人だけは端をちぎって一口食べただけで包んでしまったということがありました。

それに対し秀吉が「その饅頭はどうするのか」と問うたところ、

「太閤殿下に頂いた貴重なありがたい饅頭なので、持ち帰って家臣にも食べさせてやりたい」

と答えたというのです。

なんて素敵な人なんだ！！

そう思いませんか？笑

とにかく戦国時代に生きながら戦国時代に似つかない人物像であるのが印象的なお方です。

そういう環境にありながらそう在ることができるというのは、

実は簡単な事ではないと思うのです！

まあ、長宗我部家は最終的にはなんともむなしい終わりを迎えてしまいましたが･･･

 

元親様についてはもっともっと語りたいことがあるのですが、

あんまりしつこいと呆れられてしまうのでこの辺にしておきます