では、とりあえずお先に感想から。
まあ、真田「十勇士」ですからね。
「あ~ホントに十勇士だ」という感じでした。
真田幸村・大助親子はなんだかちょっとおまけ感・・・笑
冬の陣夏の陣共に戦のシーンは長いものの、
扱いはそんな感じ。
んん~?(~_~;)
でも『真田十勇士』だからそれでいいのか~と。
しかし、伏線の設け方がややおざなりなような気もいたしました。
正直たぶん最後の最後にならないと
「火垂」の存在感がよくわからないと思います。
途中まで私も「えっ、誰?え?何がしたいの??」という状態でした(笑)
そして、
十勇士全員がこの最後のどんでん返しの計画を知っていたのか
それとも夏の陣で討死したメンバーは知らなんだのか
それがいまいち掴めないのはなんだかなぁ~と。
もし知っていたならば、
そんな茶番のような仕掛けがあると知ったうえで戦に出たという事ですが、
知らなんだというならば、
冒涜ともとれてしまうのでは、と。
NHK大河ドラマの『真田丸』が大好きな人は、
もしかするとあまり得意ではないかもしれませんね。
つまらないような感じがしつつも“何か”がクセとなり、
「面白い作品だなぁ」となる感じでした。
全体的に「ああ、堤監督っぽい」っていう。
軽快に進んでいく感じは、歴史作品、それも戦の話となると
「えっ、それでいいの!?」となりますよね。
結果に至る経緯の部分が実は・・・なんてのはどうでもよくて。
それ以前の、「戦に向かう姿勢」というか、「戦の重み」というか、「雰囲気」というか。
そういう部分は武士というよりはやっぱり「忍者」って感じでしたね。
忍者がメインでなければこうはならないのではないかな~と思います。
どういう姿勢で観に行くかによって評価が左右される作品かもしれませんね。
観たのが1回だけでは視点も1点なので何とも言いきれません。
時間があったらもう一度、今度は違う意識で観に行ってみようと思います!