006:埼玉県幸手市 Eさま邸
【お客様】E様
【ご家族構成】ご夫妻、お子様3人
【住所】埼玉県幸手市
【引渡し年月日】H19年3月28日
【土地面積】1889㎡ 571坪
【建物面積】 244㎡ 74坪
【プランでこだわった点】外観、1階ギャラリーコーナー、「忍者屋敷」の仕掛け
インタビューアー:菅谷、中山、久野(久)
中山:去年の3月ごろお引渡ししまして、ちょうど1年くらい経ちましたが・・・
菅谷:こんな硬い感じで始まるのか(笑)
中山:いや~だって緊張しますよ!・・・いかがですか?全体的に、ご感想などは。
奥様:とっても暖かいですね。高気密高断熱で建ててもらいましたし。
中山:サンルームはどうですか?
奥様:天気がいいと本当に暖かいです。ちょっとお天気悪いと洗濯物干したり・・・。
ご主人:サンルームは作ってよかったよね。
奥様:あと、朝の4時ぐらいから8時に切れるように床暖房のタイマーをセットしておくと、午前中はもうずっと暖かいですね。おかげで昼間はエアコンをあんまり使わずに済んでいます。
ご主人:以前の家は、朝起きると家の中でも息が白かったものね。
奥様:子供が「ゴジラ!」とか言ってね(笑)
ご主人:(窓の外を見て)すごいね~、風が。台風並だね。
奥様:うちは解体工事の日も地鎮祭の時も雨だったんですよね。
中山:建て方の時もテントを用意しましたし・・・。
奥様:み~んな雨になるんですよ。いったい誰が雨男なんでしょうね~?
中山:・・・自分ですかね?自分、結構雨の日に当たるかもしれない。・・・すみません。
一同:笑
中山:じゃあ、これを機に「建てるまでの苦労話・こだわった点」についてお聞きしたいな、と思うんですが。
奥様:うちは、絵が飾れる「ギャラリー」のような家というイメージでお願いしたんですけど、菅谷さんと、玄関入ったところのギャラリーコーナーをどうしようか何回も何回も考えて・・・。それがなかなか決まらなかったですよね。
久野:「ギャラリー」ですか。確かに、いたるところにピクチャーレールが付いていますね。
菅谷:ピクチャーレール、どれくらい付けたでしょう。無駄になるところには付いてないですけど10箇所じゃきかないですよね。2階にも付いてますし。
ご主人:これは絵を飾るには本当に便利ですよ。自由が利くし、壁を傷つけずに済むし。
奥様:新しいからまだ壁に画びょうとか打っていないの。
久野:打ちたくないですよね~。
菅谷:・・・でも私が「こだわった」と聞いて最初に思い浮かぶのは、やっぱり外観なんですよね。最初、E様から伺ったご要望と、私の提案が合致しなくて、どこをどうすればいいのか・・・頭を悩ませた記憶があります。初めに「こんなイメージで」と写真を見せてもらったんですけど・・・。今でも覚えていますよ、縦ラインがこうやってある・・・。
ご主人:そうそう。
菅谷:その縦ラインは意識しつつ、何回か提案させてもらって。最終的に外壁が白になったのも、もとは全然予定になかったんですよね。
ご主人:そうだね。
菅谷:中山と相談しながらサッシの大きさもバランスを考えて。うまくできましたね。
ご主人:外観はね、自分でもいいな、と(笑)
中山:「苦労した点」というんじゃないですが、家具に「穴開けてください」とか言われましたよね。すっごいどきどきしながらやったなあ(笑)
奥様:既存の家具を置くつもりで場所も決めていたんですが、いざ置いてみたらコンセントが使えなくて。で、中山さんに言ったら、「大丈夫ですよ!」って言ってやってくれたんです。
菅谷:背板のところですね。
中山:バリっ!とやっちゃったらどうしようって思いながらでしたよ。
奥様:あと、スタディコーナーのテーブルにも電気のコードを通すための穴を開けてもらったり・・・。
菅谷:あそこの壁にはコルクを貼ったんですよね。展示会をやらせていただいたときにあんなふうにしたいとお客様から言われたりしました。
奥様:前の家でもコルクボードに時間割とか貼っていたんですけど、小さいとすぐに貼りきれなくなっちゃうので。あれだけ大きいスペースがあると結構色々貼れて助かってます。
中山:2階のセカンドリビングは使っていただいてますか?
奥様:全然使ってないです。
菅谷:使ってないんだ(笑)
中山:はーい、ここカット(笑)
奥様:いや、このリビングが居心地良くて、お客様をここに通したくなっちゃうんですよ。
菅谷:まあ、そうですよね。・・・でも中山はけっこう思い入れがあったんだよな。
中山:窓の高さとか割付け(見た目のバランスや収まりを計算して調整すること)にも気を使ってやっていた記憶が・・・。
ご主人:でも将来的には色々使い道を考えているよ。俺の趣味の部屋にしちゃってもいいし。
奥様:セカンドリビングも含めて、2階は子供たちがドタンドタン遊んでいるんですよ。だから今は、あまりモノは置かないほうがいいかな、と考えています。
ご主人:・・・お、雪降ってきた!
一同:ええ!?
奥様:絶対、中山さんが雨男なんだよ~!天気良かったのに、中山さんが来た途端だもの。
菅谷:今日の午前中上棟式があったんですけど、晴れてましたからね。
奥様:ばっちりいいお天気でしたよね。
中山:まあ、そんなことは・・・(しどろもどろ)。
中山:えー、では気を取り直して・・・E様邸というと、「忍者屋敷」ということで現場見学会をやらせていただきましたが・・・。
菅谷:最初「忍者屋敷」って言い出したのは、タタミ好きの長男さんだったんでしたよね。
奥様:そう、「子供部屋にもタタミいれて!」とか言ってね。
菅谷:今でもやっぱり同じようですか?
奥様:好きみたいですねー。
菅谷:やっぱり『忍者屋敷』ももうちょっと色々あったほうが良かったかな。「ロープだけかよ~」って言われちゃうかな(笑)
奥様:まあ、そういうのが好きなのも5年10年の間ですからね。
中山:菅谷さんと初めてE様邸の打合せをした時に、「イメージは『ギャラリー』だけど副題『忍者屋敷』だから」って言われて・・・。
奥様:あはは
中山:「忍者屋敷って言うと・・・落とし穴は外せないですよね!?」とか「やっぱり掛け軸の後ろには通路がないとだめなのかな」とか、いろいろ話したんですよね。
菅谷:「壁が回転して隣の部屋に行ける」とかまじめに一箇所ぐらいやろうかなって考えてましたよ。・・・やっぱり収納のところは収納として使えたほうがいいですよね、って言ってやめちゃいましたけどね。でも、せっかくだから何かやろうって中山の方で言ってね。それであれを作ったんですよね。
中山:入り口の「からくり」についての反応はどうですか?
ご主人:あれはナイスアイディアだよな。誰のアイディアなの?
中山:菅谷さんですね。自分は、ただの扉でできるだけ目立たせないように・・・と考えていたんですが。どうしても目立ってしまうので、却って「あそこにあってもおかしくないものを」ということで。
奥様:あの棚に色々物を置いてしまうと余計にわからないみたいで、私の友達は1時間しゃべっていても気づかなかったんですよ。
久野:まさか棚の裏に何かあるとは普通思わないですものね。
中山:では次にこれから家を建てる人へアドバイスなど、何かあればお願いします。
ご主人:・・・色々見て回ることだよね。実物を。
奥様:その人に合う・合わないもあるけど、私たちはいろんなところを見て良かったと思いますね。モデルハウスやショールームなんか、数え切れないぐらい見て回りましたよ。
ご主人:旅行に行っても、住宅展示場があれば入ったし。遊びに行ったついでに、近くに展示場があれば帰りに寄って来たり。
中山:そうやってよく見て回って、最終的に篠原工務店に決めようかな、と思ったのはどういったところが決め手となったんですか?
ご主人:最初は10年計画って言っていたんだよね。10年後に建てるって。
奥様:そう、でもやっぱり皆さん(営業マンは)先を急ぐ・・・(苦笑)。その中で、好印象だったのが菅谷さんとか篠原工務店の人たちだったんです。大らかというか人間ができていて、ね。ある会社では、モデルハウスに入ってすぐ「もう出たい!」ってとこもありましたよ。
菅谷:他社さんは、最初に出てくる人が営業専門の方でしょうからね。
奥様:それと、これは・・・言ってもいいのかな?初めて篠原さんのモデルハウスに入るまで、S社さんにほとんど決めていたんですよ。篠原さんのところは、いつも「TVチャンピオンに出たんだ、すごいね」って言って素通りしてたんです。
菅谷:(咳き込む)そ、そうですか。素通りか。
奥様:で、本決めしようって言ったときに、決めるんだったら全部見てみようってどちらからともなく言ってね。中に入ってみて、2人して「これだ!」って言ったんだよね。
ご主人:理屈じゃなく、雰囲気が良かったんだよね、家の。ソファとか置いてあったでしょ?あそこに座って・・・不思議と落ち着いたんだよな。
中山:では最後に、篠原工務店に一言お願いします。
ご主人:なんだろね。
奥様:あの、職人さんが全員茨城弁っていうのが嬉しかったです。
一同:笑
奥様:なんか、のどかで。
ご主人:本当にみんないい人ばかりだったよね。
奥様:いい人!子供もカブトムシ捕りに連れて行ってもらっちゃったりしてね。なんだろう、みんなすごく人が良いというか・・・のんびりしているっていうんじゃないんですけど、人情的というか。私たちにはそれが良かったよね。だから、このままキープで(笑)
ご主人:あんまりビジネスライクにならないでね。
菅谷:だいたいこんな感じで・・・。
ご主人:終わったら天気が良くなってきたよ。
奥様:嵐みたいだったのにね~!