家づくりとは

『ありがとう』の連鎖である。

014:茨城県土浦市 Kさま邸

【ご住所】茨城県土浦市
【お引渡し】平成24年9月
【営業担当者】長濱
【工務担当者】鴻巣
【インタビューアー】長濱、村井、久野(久)
  〔こちらもご覧ください〕ネコと家族として暮らす家


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長濱:早速ですが、一番最初にご提案したプランを取っておいて下さっているそうですが・・・。

K様:これ?

長濱:そうですね。(久野に)たぶん懐かしいよ、自分の作ったプランだから。産休に入る前の図面だもんね。

(アフターメンテナンスで居合わせた村井):久野さんのプランなんですか?

久野:いえ、2プランお出しして、私の作った『Bプラン』はボツになったんですが。

K様:私、多分長浜さんに一度話したと思うんですけど、家で主人といつも話をしてるんで、「私がキッチンにいるときにも話ができるように」と言ったら、パソコンコーナーがオープンになっているプランを作ってくださったんですよね。

久野:ああ、そうでしたね~。

K様:私が言ってる意向がすごく入ってたので、よくよく聞いたら「プランを作ったのは女の人なんですよ」と言われたので。だから「ああやっぱり!」と。

長濱:そうでしたね。結果的にAプランが採用されましたが、Aプラン、Bプランと、どっちにしようか迷われていましたよね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:そうですね、屋根は、Aプランのこの部分をBプランのようにしてくださいとお願いして。だから最終的に両方のプランが混ざった形になったんです。
いいところを取り入れてもらって。

久野:少し活かしていただいたんですね。

長濱:外観は、Aプランのイメージのままの色で、実際に建ってるんですよね。

K様:そう、希望の通りだったのでびっくりして。Aプランを見たときにイメージ通り!と思ったんですけど、Bプランを見たら屋根はこっちの方がいいよねとなって。
それから新しい家ではネコを飼おうと思っていたので、家族の一員となるネコのためにキャットウォークがあるのも素敵だなと。
だから何プランか見せてもらったからそれぞれのいいところに気付くことができましたよね

長濱:プランニングをご提案する時には、最終的に「お客様自身もまだ気付いていない『ベストプラン』」にたどりつくのを目標としていますので、だからうちは初めに複数のプランをご提案させていただくようにしているんですよ。

K様:そうそう、近所の人で家を建てていた人がいたんですけど、ここを建てているときにすごく興味があったそうなんですよ。
こないだ庭で水撒きしていたら、「犬の散歩で通るときに気になっていて、完成したら見せて貰いたかったんです!!」と言われて。

長濱:ええ。

K様:それでお話して、中を見て貰ったんです。
この納戸がすごく便利だよと話したら、うちも間に合うかどうか大工さんに言ってみるって言って。
それで、リビングからすぐのところに納戸が作れたよ、子供がいてリビングが散らかるので、誰か来てもすぐにしまえて便利だ、間に合ってよかったって言ってましたね。
食品庫も良いよって言ったんですけど、そっちは間に合わなかったって(笑)

長濱:食品庫広いですからね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:女の人はみんな大絶賛です。
・・・ぜんぜん知らない人だったんだけど、家づくりがきっかけで友達になって
その人の家も完成したので今日このあとお邪魔するんです。

長濱:一番嬉しい形はそこに私がお伺いしてご紹介していただければもっと嬉しい形だったんですけどね(笑)

K様:そうですね。でも聞いたら、だんなさんのお兄さんの友達が大工さんやってて、みんなそこで建ててるそうで。
・・・他にも、工事中に掲げていた看板を見て、篠原工務店のホームページを見たんですっていう人もいましたよ。それもぜんぜん知らない人で、散歩で通ったっていう奥さんだったんですけど。

長濱:Kさんを介して色んな人がつながって・・・。

K様:そう。そういうのが続けてあったんですよ、畑のおじさんに褒めてもらったり・・・。
その人たちは散歩したりしてうちを知ってるけど、私はどこの誰かぜんぜん知らないし、「何時の散歩の人」とか「あの犬の人」とかしか、わからないんですけど(笑)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA長濱:そもそもKさんが、高い買い物である「家」を建てようと思ったきっかけは、どのようなところにあったのですか?

K様:きっかけは・・・・支払うものも「定年までに終わらせたい」というのもあって時期的に「今かな」っていうのがあったし、ちょうど住宅の減税が減額されるとか、消費税が上がるとか、少しずつ言われ始めた頃だったので。だから「見てみようか」という話になって。

長濱:なるほど。そのときに、建てるのであれば色んな優先順位があると思うんですけど、どこら辺を優先していこうと考えていましたか?

K様:家に対して?日当たりとかそういうことですか?

長濱:そうですね。

K様:日当たりと、風通しですね。

長濱:おっしゃってましたね。

村井:今もすごく風が通ってますね。

K様:そうなんです。気持ちいいでしょう?エアコンも、そんなにかけなくてもいられますよ。
村井さんがいるところ(リビング)を開けておくとほんとはもっと涼しいんですよ~!

長濱:なおかつ、陽当たりもいいですね。今いっさい照明つけてないですもんね。

K様:この窓のおかげで昼間はほとんどいらないですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA長濱:では日当たりと風通しという点、以前のお住まいで不満に思っていたところは改善できました?

K様:うん、できました。今の家に不満はないです。
よく「家は3回建てないといい家ができない」と聞きますけど、うちは1回目でなんの不満もなく住めてます

長濱:じゃあ、あとはネコちゃんに聞いてみてどうですかね「不満はないかい?」と。

K様:ないと思います。

長濱:彼らもないですか。

 

姉妹で仲良し♪K様:このLDKからあっちの部屋まで、開けておくと結構距離があるじゃないですか。
夜になると猛ダッシュです!追いかけっこして走り回っています。

長濱:ちなみにこのキャットウォークでは、私が想像していたこと、やってます?

K様:あそこ?夜はすっごいきれいに見えますよ、外から。中が明るいのでくっきりと。
私は1回しか見たことないんですけど、主人は私がいて明るいところに帰ってくるから良く見えるって言ってます。

長濱:ああ良かった。「家に帰ってきて、あそこにネコが登って待ってたら、嬉しくないですか?」ってご提案したんですよね。
おかえり~」と。やってくれているんですね。

久野:家に帰るのが楽しくなりそうですね。

おかえりにゃ~K様:ほら、これ夜の写真じゃないけど、ちょうど写真が撮れたので。

久野:か~わ~い~。癒されますね。

 

 

 

長濱:工事中に苦労したり、悩んだこと、または完成したあと、「失敗したなー」と思うことは何かありましたか?

K様:ないですね、全部解決できたので。
あ、でも・・・一個だけ、建物に関する失敗ではなく、自分の選んだ失敗なんですけど。

長濱:はい。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:ここの戸を、これと同じ、ガラス入りのものにすればよかったと。
閉めると暗いんですよ、廊下が。夕方は明るいんですけど。

長濱:採光できるタイプのですね。
レールは一緒なので、発注いただければ戸だけ変えることは可能ですよ。

K様:冬は戸を閉めているので、トイレに行くときに電気をつけないといけない、でもこれなら明るいかなって。

長濱:そうですね、もしだんなさんと話して「交換しようか」、という時期がきましたら言ってください。

K様:主人はべつに、そんなに気にならないようで、リビングから行くから勝手にセンサーで電気が点くじゃないですか。
私はキッチンから行くから、私だけしか不便に思ってないんです。

村井:動線がちがうんですね。

長濱:それでは住んで1年ぐらい経ちましたが、「オススメしたいポイント」などはありますか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:人によって考え方は違うと思うんですけど、この畳コーナーの高さですね。
普通より高くしてもらったんです。ほんとにすごく先の話なんですけど、いつか年をとって、どっちかの身体が不自由になったときに、この畳コーナーにお布団を敷いて生活するときが来るかもしれないじゃないですか。

長濱:はい。

K様:で、そのときにご飯も寝ながらじゃなく、この高さだと、ここで食べられるねってこないだ話をして。もしどっちかが身体の具合が悪くなっても、ここにいたらもう1人がキッチンでもリビングにいても話ができて、ご飯も、きっとテーブルで向かい合って食べられて、具合が悪くなって寂しいってのが、なくいられるかなって。なんか、具合悪い人って「奥に奥に」ってなっちゃうじゃないですか。

 

K様:今、親子で同居する人ばかりじゃないし、さいご2人で暮らす人もいっぱいいると思うから、リビングにそのままいられる空間があるといいと思いますよね。
うちは、おばあちゃんがいたんですけど、具合悪くて布団のように低いところだと立つのが大変だからっていってベットに引っ込んじゃうんですけど、やっぱりそうすると話もあまりできないし、1人だし・・・。
この家は絶対にそれがずーっとない家だなと思ったので。

久野:畳コーナーの高さは、椅子と同じ・・・45センチぐらいですか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:43かな?

長濱:私たちの感覚だけでは普通はこの高さにはしないですが。

K様:まあそれは、提案はしにくいと思うんですけど、そうしておいてもらったら、住んでみていつかそうなったら「この高さで良かった」と気付くかもしれないので。

長濱:そうですね。

 

 

長濱:では次に、家づくりの先輩として「こんな形で家づくりを進めていくと気に入った家が建つよ」というのは何かありますか?

久野:興味ありますよね、「不満のない大満足の家をどうやったら1回で建てられたのか」。

K様:もう建っちゃったから、どうやったのと聞かれると・・・なんでだろう(笑)イメージしていたものが・・・、うちの場合は通じちゃったんで・・・。

久野:そのイメージが通じ合う営業担当者に任せるってことですかね。

K様:うーん、それもありますけど・・・。
でもたぶん、例えば図面が出来上がった後でも、「こう変更してもらいたい」と意見を言って、それが不可能な変更だったときでも、ただ「できません」じゃなくて、それに近い状態に合わせてくれたじゃないですか。
パソコンコーナーの脇の壁も「大事な柱なので抜けない」って1回目は言われたんですよ。

長濱:ええ、言いましたね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:で、本を見たり、長濱さんにいろいろ相談して、聞いて、結果的に希望に近い形にしてもらったので。希望ぴったりにはいかなくてもね。
だから、・・・そうですね、こちらの希望や理想をよく聞いてくれたので、結果不満のない家ができたのだと思います

 

長濱:Kさんは他の会社の展示場もいくつかご覧になったそうですが、他社と当社とで、違ったとこなどはありましたか?

K様:篠原さんの営業の人は、・・・これは人によってだと思うんですけど、「勧める営業」ではなくて、「聞く営業」だったんです。

長濱:はい。

K様:初めに対応してくれた女性スタッフもこっちの意向を聞いてくれて、「あとは営業の人に」って言ってくれて。
営業の人に代わっても、ずっと「聞く」側だったんですけど。
ほかの展示場の営業の人って、「うちはこれを押してます」「これいいでしょう!?」じゃないですか。
「これいいでしょう」はその次の段階で言うべきかなって。

久野:まずは聞いて・・・。

K様:そう、希望を聞いて、「こういうのありますよ」って言うのはいいけど、「うちはうちは」っていうところが多い。
「プランは・・・」「金額は・・・」・・・なんか急かされちゃって。

長濱:そうですよね、私たちとしては、お客様に初めてお会いしたら、「なんで家を建てようと思ってるんだろうね?」から始まるじゃないですか。
で、高い買い物をしていただくのに、「うちはいいですよ、いいですよ!」じゃなくて、今のお住まいでは何に困っているんだろう、不満とかこうしたいとかきっとあるはずだから、満足できる家を建てるためには、まずはそれを聞かせてもらって・・・と思うんですよね。

K様:うんうん。きっとだから、家を「売り込む」んじゃなくて「選んでもらう」って感じなんじゃないですか?イメージとしては。そういう印象ですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA長濱:それは担当者個人ではなくて、会社全体の印象ですか?

K様:そうですね。あと、業者さんもみんな良い方ですよね。
外構屋さんも電気屋さんも。こないだ、ゴルフに行ったときに、うちのお風呂とか工事してくれた・・・。

長濱:川村さんですか?

K様:そうそうそう、声かけてくれて。「Kさんですよね」って。
いっぱいおうち建ててるのに声かけてくれたのが嬉しくて。

長濱:覚えてますよ。

K様:業者さんもすごくみんな良い人だったから、「いいところは周りもみんな良いんだね」って主人と話したんです。
やっぱり、会社がしっかりしていればまわりもちゃんと仕事しますもんね。

長濱:はい。

K様:無駄がない仕事してるなって感じます。上棟式の時が一番感じたけど。
無駄な動きをしている人が1人もいなかったので。仕事の愚痴をこぼしたときに、「ああいう大工さんみたいな人たちと仕事がしたいね」って話したことがあるんです(笑)

長濱:直人(棟梁の息子)にも今の言葉を聞かせたら励みになりますね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAK様:あんまり本人の目の前で褒めちぎってもあれなんで言ってないですけど。とにかく安心してます、「ああいう人たちが建ててくれた家は、絶対大丈夫!」って。
テレビで欠陥住宅とかってやってても「うちは絶対大丈夫」って思います。
・・・人がすごい素晴らしいです。みんな。

長濱:ありがとうございます。嬉しいですね。

K様:だから我が家もいい家なんですよ、きっとね。そういう人達が造ったからね。

 

 

長濱:最後にですね、これからも末永いお付き合いを、と思っているのですが、篠原工務店に何かあればひとことお願いします。

K様:う~ん。なんていうか、母にも言われたんですけど、「家を建てることがきっかけで、色んなお友達ができたり、いい出会いがあったね、いいところにお願いしたね」って、すごく言われて。
私も、良かったなーって。いいものを造ってもらって、良い出会いがあって・・・まさか家がきっかけでね、声をかけてもらえるなんて。
まして逆だったら私は声かけられるかな、と思うと、その人が私が思う以上に「良い家だな」と感じたから声をかけてくれたのかなと思うので。

久野:声をかけてもらえるのは嬉しいですよね。

K様:嬉しいですよ!褒めてもらえるんだから。
近くに越してきた人は、「うちはあんまり希望が通らなかったんで・・・」って言ってて。

長濱:なんか寂しいですね、それね。

K様:うちは建てている間、現場を見に来るのもすごく楽しみだったし、建ってから家に帰ってくるのも楽しみだし、・・・そう!うち、だんなさんが出かけるの大好きで、前のアパートにいたときは休みの日はいつも出かけていたんですけど、今、1日中家にいる日があるんです!

久野:すごいですね。

K様:「家がいい」って言ってる・・・私もあんまり、「さあ出かけよう!」って思わなくなった。

長濱:そう言ってもらえると本当に嬉しいですね。それは私たちにとって一番の褒め言葉ですね。
Kさん、今日は貴重なお話をありがとうございました!

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