家づくりとは

『ありがとう』の連鎖である。

9月オープンモデルハウス情報

HINOKI DENSETSUリニューアル『開発秘話』その①

9月18日(土) 

HINOKI DENSETSU境モデルハウス

GRAND OPEN!!

 

HINOKI DENSETSU(檜伝説)境モデルハウスの

オープン日が決定しました。

オープンまでの間、この場で新檜伝説とモデルハウスに込めた想いを

御紹介させていただければと思います。

 

そもそもなぜ檜伝説をリニューアルすることになったのか?

まずはそこら辺の『開発秘話』からお話しさせていただきたいと思います。


 

【1】

檜伝説は、熟練の職人が手間暇かけてつくり上げる骨太の家です。

「三世代先まで笑顔で暮らせる家」というコンセプトのもと、

家づくりをさせていただいています。

 

茨城県古河市とつくば市の総合展示場内に構えるモデルハウスの大屋根の外観が特に人気で、

お客様には和風で高級感のある強い家、というイメージを持っていただいているようです。

 

おかげ様で、建て替え層のお客様を中心に多く選んでいただき、

檜伝説で家を建てていただいたお客様は約〇棟に上ります。

 

ところがこの5~6年、少しずつお客様が減ってきていました。

 

これは当社だけでなく全国的な傾向なのですが、

家を建てるお客様の年齢層が年々下がってきて、

土地から購入する方や、伝統的なスタイルよりもモダンなスタイルを好むような、

ちょうど「プラスセンス」や「COZY」を選ぶお客様が増えてきたのです。

 

檜伝説チームの中にも、低価格モデルにした方が売れるのでは?というジレンマが

なかったかと問われれば、「少なからずあった」というのが正直なところです。

しかし、使っている材料や大工さんの技術に自信をもっていますし、

何より、檜伝説を選んでくださるお客様はいらっしゃったので、

大きな仕様変更などはせずに、コツコツと檜伝説をお届けしてきました。

 

そんな中、「檜伝説」「プラスセンス」「COZY」「シノハラリフォーム」と、

ブランドが増えたこともあり、ホームページをリニューアルすることになりました。

 

リニューアルにあたり、あらためて檜伝説、とりわけ「檜の素晴らしさ」に向き合うと、

私たちは「あること」が引っ掛かりました。

 

それは、「目に見える部位に使用する檜」が少ない、ということです。

 

檜伝説は柱や土台といった構造部分に骨太で良質な檜を使った家なのですが、

「檜『伝説』」という商品名とは裏腹に、

内装部分に使用される檜の量はそれほど多くなかったのです。

 

檜は構造材としての素晴らしさはもとより、

内装材としても肌触り・見た目の美しさ・リラックス効果など非常にすぐれた木材です。

 

しかし内装材に檜を使用するかしないかは、お客様の好みやご予算に合わせて決まり、

まったく使わない方もいらっしゃるのが現状だったのです。

<つづく>

HINOKI DENSETSUリニューアル『開発秘話』その②

HINOKI DENSETSU(檜伝説)境モデルハウスオープン日が

2021年9月18日(土)に決定しました。

オープンまでの間に、この場をお借りしまして

リニューアルしたHINOKI DENSETSUと、モデルハウスに込めた想いを

御紹介させていただければと思います。

 

今回は、HINOKI DENSETSUリニューアルの『開発秘話』その②です。

初めてこちらをお読みいただいた方は、ぜひ前回のブログもご覧ください。

 


 

【2】

ホームページのリニューアルと並行して、檜伝説のリニューアルも検討が始まりました。

「本気で良い家をつくろう」ということで仕様を一から見直し、

地元境町に「新檜伝説」=「HINOKI DENSETSU」の

モデルハウスを建築することが決まりました。

 

そこで出会ったのが、HINOKI DENSETSU境モデルハウスの設計をしていただいた

田中敏溥先生です。

田中先生のご紹介はまたの機会に譲りますが、

田中先生の思想とHINOKI DENSETSUの思想が共鳴し、

最高の檜の家を建てるべく、モデルハウスの建築がスタートしました。

 

社内では、無垢材にこだわった家はメンテナンスが大変だし、

価格も高い、そういった反対意見も出ました。

ですが、お客様に本当に良いものを届けたいという一心で、

檜伝説チームは計画をすすめていきました。

 

ホームページに掲載する仕様やカタログも、「檜伝説史上最高」の路線でまとまりつつあり、

生まれ変わった、という表現がぴったりの、以前とはまるで違うHINOKI DENSETSU。

しかし、ここへきて古河展示場の菅谷が声を上げました。

 

「今までの『檜伝説』のお客様を否定することにならないか?」

 

良い材料を使った家が良い家なのは間違いないけど、

もちろん単価も上がってしまいます。

それは本当にお客様に寄り添った家づくりなのだろうか。

 

それは、檜伝説チームのスタッフ心の中に、

ひそかな気がかりとしてあった問いに他なりませんでした。

 

再度、営業メンバーで話し合いをすることに。

モデルハウスオープンの約3カ月前の出来事でした。

<つづく>

HINOKI DENSETSUリニューアル『開発秘話』その③

HINOKI DENSETSU(檜伝説)境モデルハウスオープン日が

2021年9月18日(土)に決定しました。

オープンまでの間に、この場をお借りしまして

リニューアルしたHINOKI DENSETSUと、モデルハウスに込めた想いを

御紹介させていただければと思います。

 

今回は、HINOKI DENSETSUリニューアルの『開発秘話』その③です。

初めてこちらをお読みいただいた方は、ぜひ「その①」「その②」のブログもご覧ください。

 


 

【3】

「この数カ月つくり上げてきたホームページやカタログが意味のないものになってしまうかも」

広報室の久野はハラハラしながら、成り行きを見守っていました。

どちらにせよ、たとえ良い商品が出来上がっても、営業メンバーの気持ちがバラバラでは、

「HINOKI DENSETSU」はお客様に選んでいただけないことは目に見えていました。

 

営業メンバーが対話を通して最終的にたどり着いたのは、

もともと檜伝説が大切にしてきたこと――

 

「人と人とのつながり」「家づくりの過程に携わるすべての人たちの心の交流」それこそが、檜伝説なのだという結論でした。

 

あらためて、お客様に寄り添った仕様となっているか見直しを重ね、

「HINOKI DENSETSU」はついに完成。

 

そして、ホームページリニューアルも大詰め、モデルハウスオープン日も決定しました。

 

私たちがたどり着いたHINOKI DENSETSUの本質的なところは、

目で見えるものではないので、抽象的で伝わりにくいかもしれません。

 

ホームページやカタログに精一杯表現させていただきますが、

お客様には、ぜひモデルハウスに足をお運びいただいて、体感していただきたいのが本音です。

 

現在・過去・未来、HINOKI DENSETSUとご縁のあったお客様が、

三世代先まで笑顔で暮らせることを願って…

 


以上が、HINOKI DENSETSUリニューアルの開発秘話です。

長文になってしまいましたが最後までご覧いただきありがとうございました。

 

次回は境モデルハウスの「設計コンセプト」について書かせていただきたいと思います。

公開まで今少しお待ち下さい