【富士紀行 パート2】

 原木市場よりまたバスに揺られ...富士宮市の北西部、白糸財産区の植林に到着しました。
白糸財産区にて
廻りは、一面の木、木、です。深呼吸すると...やっぱり空気がうまい!...気がします。


 事務所での説明に続き、植林の現場へ...
皆、真剣な表情です。
 皆、真剣な表情で富士宮市役所白糸出張所の白石所長さん、植松さんの説明に耳を傾けていました。
私も...
 この白糸財産区は、100年もの長きに渡り、計画的な森林施業による保続培養や水源かん養機能の向上へ配慮したモデル林の育成と施業体系の確立、間伐・積極的な枝打ち等の実施による優良材の生産などを行なってきました。
その功績が認められ、本年4月に受賞した【緑化推進功労者 内閣総理大臣賞】を始め数々の受賞経験がある特別地方公共団体です。
新人大工のユウジ君も...
 新人大工のユウジ君が歩いているすぐ隣には、【平成2年卒業記念】と書かれた札が...こちらでは、毎年卒業記念に子供達が植樹をするのだそうです。17年経ったと思われる檜ですが...まだ4m位、直径は10cmほどです。この木であと70年...やっぱり時間がかかるんですね~。
 610.48ha(山林原野全体では903.13ha)にも及ぶ人工林を100年もの長きに渡り、時間と手間を惜しまぬ取り組み、そしてその精神を次代に受け継いで行こういう姿勢に私共も感銘を受けました。
乾燥工場での説明風景~
 最後にお邪魔したのがこちら(協)静岡乾燥木材加工センターです。(まだ工事中でした。)坂口工場長さんからお話を伺いました。こちらでは、少し大きめに製材された材木を乾燥機にかけ、含まれた水分を除く作業、それから現場で使われる寸法に加工するまでの作業を行ないます。
こうして狂いの少ない良質な檜や杉の材木となります。
最後も緑の中を...
 帰りのバスで皆から感想を聞きました。
「あの檜を使わせて頂けるってありがたいことですね~。」
「もっと材料を大事に使おうって思いました。」
などなど...朝4時半出発、強行日程の日帰りツアーでしたが行った甲斐がありました。
 山の人達が手塩にかけて育てた檜、今度は現場の私たちが家造りの中で生かしてあげる番です。そして、住まう方々にもこの檜を可愛がって頂けますように...と願いつつ帰路につきました。
大きく深呼吸して...ワンクリックお願いします!

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