最後は、B会場のS様邸です。
瓦工事も終わった屋根の上では、板金工事が進んでいます。
屋根の上からは...富士山が...見えます?
もうちょっと寄ってみましょう...どうです?
薄っすらと雪化粧の富士山が望めます。空気が澄んでいるんですね、雲一つない青空です。
それでは中へ入ってみましょう。
こちらの見どころは...何と言ってもこれ!
S様のお父様が、大切に保管されてこられた欅と当社でご用意した檜の融合...
『欅&檜伝説』です。
ご家族を見守る...欅9寸角の大黒柱、欅8寸角の長者柱...
大きな欅の差し鴨居...
そして、当社でご用意させて頂いた8寸角の檜の柱...
和田棟梁も「腕の振るいがいがある現場だぃなぁ~」と話してくれました。
柱と鴨居の接合部...差し口と言います。
「この差し口なんかも...
ぜひ、見てもらいたいとこだっぺよな。」と続ける棟梁...
外部回りのこんなとこも...和田棟梁の匠の技が...キラリッ
ちょっと存在感が薄れそうですが...当社の標準構造ももちろんご覧頂けます。
縦横909cm間隔に組まれた2階梁組、三重構造48mmの床は構造面だけでなく上下間の音の問題にも効果を発揮します。
巾150mmの極太筋交や...
適所に配置された構造金物も地震や風圧に力を発揮します。
取材が終え、裏側へ回ってみました。
この木は、S様邸の敷地内に何本か残っている欅のうちの一本です。
おお~きな木だなぁ~と思われるかもしれませんが...
このサイズでは、S様邸の鴨居や柱にはちょっと小さいんですよね。
それに曲がりが少なく素性の良い木でないと長さも取れないし、乾燥具合も重要です。
S家の歴史を見守ってきた欅の木、これを使いたいと10年も大事に保管されてきたお父様の思い、和田棟梁の匠の技...色々なものがぎっしり詰まったS様邸の骨組みは、隠れてしまうのが勿体ないような見どころがいっぱいです。
ぜひぜひ、見学会でお確かめ下さい。