阪神淡路の震災から12年

 時の過ぎるのは本当に早いものですね。12年前の1月17日。
私は、当時大学4年生でした。卒研の追い込みで研究室に通い詰める日々を送っていました。


 朝、登校すると教授や研究室の仲間がテレビに見入っていました。
 そう、阪神淡路の震災の映像が流れていました。まるで映画の世界を見ているような...橋桁が倒れ、家屋が倒壊し、沢山の人が命を落とし...これが現実の世界の出来事なのかと自分の目を疑うような光景でした。
 (ちょうど私達の卒業研究は、「東海地震を想定しての地域的な地盤が及ぼす影響について」といったものでしたので地震についての関心というものが少なからずありました。)
 教授が、テレビを見ている私達に...
建築を志す学生としてこの映像を決して忘れてはいけません。君達に出来ることは何ですか?...それぞれ進む道は違いますが、君達に共通して出来ること...それは建物の倒壊によって命を落とす人を一人でも少なくすることです。それだけは忘れないで下さい。」
と言った一言は今でも忘れません。
 毎年、1月17日を迎えると研究室で小さな14インチのテレビに皆で釘付けになり見ていた震災の光景と教授の一言を思い出します。そして、今の私に出来ることは...と自分に問いかけます。
「今の私に出来ることは、住む方が安心して住める安全な住宅をご提供することです!。」
banner_02.gif

コメントは受け付けていません。