こんにちは。設計・積算部の川上です。私が行っている建築確認申請の業務の一つである「スジカイ計算」を今回はご紹介致します。
スジカイとは、建物の自重や地震、強風にあおられても建物が倒れないように壁の中にいれる補強材の事です。
画像中の斜めに入っている材料の事です。ちなみにスジカイの幅は一般的には90mmのところ、当社では150mmと幅広な材料を採用しております。
図面で表示しますと・・・。
黒塗りの三角形がスジカイの表示になり、大工さんはこの三角形のマークが入っている壁にスジカイを施工いたします。
スジカイ計算は、かつては・・・
この立面図をもとに実際にスケールを当てて建物の面積を算出して・・・
このスジカイ計算書に算出した面積を書き込み・・・
これもスジカイ計算書になります。電卓片手に必要なスジカイの数を算出して・・・
三角形の定規を使って図面にスジカイを直接書き込んでおりました。
しかし、現在は「B-MOS」というCAD(「キャド」と読みます。パソコンで図面を描くソフトの事です。)がありまして、それ使いますと便利な事に必要なスジカイの数と位置を自動的に算出してくれるのです。
図面内の青色と緑色の三角マークがスジカイの位置になります。これはCADが計算してくれたスジカイの位置に対し、私が手書きで図面に書き込んだものです。
この図面をCADオペレーターの女性スタッフに渡して正式な図面を作図してもらいます。以前、私が電卓片手にスジカイ計算して図面にスジカイの位置を書き込むという作業に対し、今の方が図面の仕上がりがキレイで作業能率が大幅にアップしました。CAD入力を担当している女性スタッフの皆さんには、いつも感謝しています。ありがとうございます。
おまけ
東海道新幹線 N700系のぞみ
形式名:N700系2,000番台(車体右端「N700」の脇に小さな「A」のロゴが2,000番台の証です。)
東海道新幹線 新横浜~小田原間(神奈川県平塚市内にて撮影)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。