足利に行ったのならば行かなければならない場所がまだあります。
かのフランシスコ・ザビエルによって
「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」
と世界に紹介された
『 史 跡 足 利 学 校 』 です!
いや~、素晴らしいですね!
この中庭の写真、個人的にベストショットです!!
この敷地には孔子の石像があるのですが、
皆様孔子はご存知ですよね?
では、孔子が説いたとされる『中庸』はご存知でしょうか?
「中庸の徳たる、其れ至れるかな、民鮮きこと久し」
というやつです。
「不足でもなく、余分でもなく、ちょうど適当にバランスよく行動できることは
人徳としては素晴らしいこと。でもそのような人を見るのは少なくなった。」
というのが大体の意味です。
難しくていまいち理解が進まないと思うのですが、
この足利学校にはそれをなんとな~くそれとな~く理解できる
『宥座之器(ゆうざのき)』というものがあります。
こちらをご覧ください。
何をしているように見えますか?
両脇から吊り上げられたバケツに水を入れています。
勘の鋭い方はもう気づかれましたかね?笑
写真の私はちょうど『八分目』くらいまでバケツに水を入れていますね。
先ほどの孔子の教えとやらは、つまりそういう事なのです!
このバケツいっぱいに水を入れた場合、どうなるか想像できますでしょうか?
実はバケツが傾いてそのまま水が流れ出てしまうのです!
では、反対に少ない水の量だとどうでしょう?
その場合、水は零れなくてもバケツは傾いた状態になります。
これが『バランス』です。
もっと簡単に言うと、『腹八分目がちょうどいい』ということです。
この事例のとらえ方は様々で、「事なかれ主義」といわれる場合もありますが・・・
実際、現実を考えると「バランスよくやろうとしてもできない」なんてよくあることですよね。
その場合は「とにかく目標は高くても挑戦してみろ!」でいいと思うのです。
そういう考え方もアリでしょう。
長くなりましたが、
「不器用でも何でもいいので、目標を持って一日一日を大事に生きていきましょう!」
という話でした。
頑張りすぎて疲れたときは、
前回の記事の私のように少しおかしくなってもいいと思います(笑)
それもまた『バランス』です(笑)
足利学校は、その空間にいるだけでも疲れが癒されると思います!
それほど遠くもなく、オススメの場所です。
皆さん、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
☆おまけ☆
大黒柱がすごく立派でした!
なんと350㎜!!
弊社でよく使用する大黒柱は7寸角なので210㎜です。
350㎜となればもう1尺以上ですよ!
すごい!!!