設計図ってどういうもの?

当社もキャドのオペレーター達が日々が頑張っています。
設計図とはどうあるべきか!


見積作業に追われ、なかなかブログに手が廻らない状態でした。
設計図(図面)とはどうあるべきか!などと
他人様が描いたものを見るとよくそんな風に思います。
先ず、誰のために描いてるのか?と疑問になるパターンが結構多いんです。
何の世界でも一緒だと思いますが
図面っていうのは、その業界での”合言葉”というか
『計画』及び『設計』を伝える『情報そのもの』
悲しきかな、よく伝わらない図面が多い!
絵は描いてあるけれど、”文字”がない!
酷い時には、”数字(寸法)”すら出ていない!なんてものも少なくはありません。
スケール(縮尺)あっての図面、ということになりますが
一々モノサシを持って測らないと分からないようではどうするの!!
絵らしきものは描いてあるけど ”文字”がなかったらどうする!
見る人が勝手に想像しろ!みたいなものでは困ります。
平面的に表現する ”伏せ図” 一般的な”平面図”もこれに当たると思います。
平面図で表現できるものって かなりの情報があると思います。
計画の内容は当たり前ですが 各仕上、内外開口部の寸法、取付高さ、天井高さ・床高さ差
壁廻りの仕上(腰壁等)エリヤ、天井の形状も場合によっては表現出来ます。
内容の濃い平面図は、それだけで かなりの事を表現出来ます。
設計事務所さん達が描く図面によくあるパターンに
図面の枚数はいっぱい有るものの1枚の情報量が非常に少ない
(設計事務所先生方、ごめんなさい ”枚数が勝負!” 見たいな所もありますよね!)
でも、本当に私はそう思います。
この図面の中に描いてくれたら こっちの図面はいらない。
というパターンが多いのです。 
それは見る側にとっては結構不合理に感じる部分なのです。
”展開図”という図面がありますが
これは、言わば”室内の姿図”なのですが
これも結構、”文字”やら”寸法”がない物が多いです。
展開描くなら ”文字・寸法”書いて下さい!
そして、役物には 事細かく書くべきです。
それから ”矩計図” 及び ”断面詳細図”という図面がありますが
これも よくあるパターンに
ここではなくて、ここを描いて欲しいのに!
断面詳細らしき図面が複数枚有るにも拘らず、同じような所ばかり切っている図面!
施工者側から見ると この建物で一番難しい所を切って!という感じになってしまいます。
(なんか、設計事務所への挑戦状みたいになってしまって... まずい!!)
とにかく
”誰が見ても恥ずかしくないような図面” 
”誰が見ても解りやすい図面”
”誰にとってもありがたい図面”
『設計図』とはこうあるべきだと 私は思います。
我社のキャドオペレーターの諸君達も 心して描くべし! 

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