1948年生まれ
中学卒業後、15歳春より大工として修行。下駄履きで道具袋ひとつだけ持ち、千葉の飯場(はんば:出稼ぎ職人たちの寝泊り場)に2年間住み込み。約50名の荒くれ職人と寝食をともにし、大工としての技術の基礎を身につけるとともに、職人の気持ち、義理堅さ、流儀を体で学ぶ。
23歳の時、結婚後すぐ、大工の父をガンで急に亡くし、やむなく工務店の経営に乗り出す。7〜8年間ハウスメーカーの下請け工事で会社としての基盤を作った。事業として順調に成長していたが、30歳の頃、ハウスメーカーの現場監督とお客様とのトラブルを仲裁し、説明をさせていただいた際、誤解を解くことができず、悔しい思いをした経験から下請けの限界を痛感。
お客様と心の交流のある住まいづくりをするため、元請け工務店としての営業を開始。以来、約30年茨城県西部の地場を中心に、「現場はお客様の宝物」を理念に家づくりを展開。多くの支持を得ることができた。
2006年春 永年の目標であった新築建替3000棟お引渡しの達成を機に社長職を長男・篠原純一に譲り、会長に就任。