思わず深呼吸したくなる木の家
このページでは篠原工務店による、大黒柱が見守る家、
無垢材の木のぬくもり、檜をふんだんに使った家など、
日本古来の木造建築による独自の家づくりをご紹介いたします。
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約30年前、創業者で現会長の篠原勉が、プレハブ系ハウスメーカーの下請けから元請け工務店に脱皮する際、「どうせやるなら、最高にいいものをお客様に提供したい!」との思いのもと、「檜」にこだわった木造住宅を手がけるようになりました。
「檜」は堅くて丈夫、見た目も美しく、香りもいいということで、
古くから、日本人に愛されてきた木です。
飛鳥・天平の昔から堂塔伽藍の建築用材に、仏像彫刻に、寝殿造りや書院造りに使われ、日本文化を陰で支えてきました。さらに歴史を遡ると「日本書記」の時代から優れた性質が伝えられていたようです。
「日本書紀」によると、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が自分の胸毛を抜き、ばら撒いて「この胸毛が檜になる。この檜を持って宮殿をつくる材料にしなさい」と言われたそうです。
そして、現在でも皇居や伊勢神宮などの新築増改築には必ず檜が使われています。
日本が誇る世界最古の木造建築、奈良の「法隆寺」。この法隆寺も檜造りの建物です。千数百年を経過した現在でも、素晴らしい美しさと強靭さが保たれています。
この法隆寺では、「昭和の大改修」が行われました。その時の有名な話しがあります。
歴史の重みを刻み、黒く変色していた檜をほんの少しカンナで削ってみると、何と驚くことに、とたんに「檜」独特のあのいい香りが当たり一面に広がってきたそうです。これには工事を担当した宮大工、建築関係者達もたいへん驚きました。
千年以上の歳月を経ても、法隆寺の檜は今なお生き続けているのです。
ほかの材料では、このようなことは考えられません。
「檜」はまさに不思議な力を持った木です。
法隆寺の例が示すとおり、「檜づくり」は、
特別な力を持った高貴な建物であるといえるのではないでしょうか?
私たち篠原工務店では、このような「檜」の無垢(むく)の材料にこだわった
現代の檜づくりの住まい、「檜伝説」を手掛けています。
① 思わず深呼吸をしたくなる家
まず初めに、
篠原工務店の家づくりで感じて頂きたいのは、
“帰ってきたときに、思わず
深呼吸をしたくなる家”だということです。
我が家に帰ってきて、ほっとくつろぐ瞬間、
思わず大きく深呼吸したくなる…
それが、篠原工務店の檜の家です。
ご家族が、外出する時、帰宅する時など、
玄関は一日一度は立ち止まる場所です。
また、来客時にも香りだけではなく、
視覚からも、木のあたたかさが必ず目に入るということも魅力の一つです。
そして、リビング。ご家族団欒で、
もっともリラックスする場所です。
香りを感じて、目で楽しむ。
遊休の時、心からのリラックスが出来るのではないでしょうか。
篠原工務店ではそんな無垢材の木のぬくもりを生かすために檜をふんだんに使った家づくりを心掛けています。
② 家族みんなを温かく見守る大黒柱
最近では、あまり使われなくなった大黒柱。
篠原工務店では、大黒柱を非常に重要視しています。
なぜなら大黒柱は、日本古来の木造建築において、一番力のかかる大事な柱なのです。
一家の主のことを「我が家の大黒柱」と呼ぶように、大黒柱は家を支える最も重要な柱です。
日本では古くから「木には神様が宿る」と考えられていました。
そして、いつの頃からか家や家族を守ってくれる主要な柱のことを、
福の神にあやかり「大黒柱」と呼ぶようになりました。
篠原工務店の家には、2本の檜七寸角の大黒柱を使っています。(※)
1本は“お父さんの柱”である「大黒柱」。
そして、もう1本は別名「長者柱」とも呼ばれる“お母さんの柱”。
“お父さんの柱”と”お母さんの柱”
2本の柱が、家族みんなの暮らしと子ども達の健やかな成長を、
温かく優しく見守ってくれます。
※ 建築面積45坪以上の場合。45坪未満は1本になります。
「檜伝説」の大黒柱には、「背割れ」があります。 本物の1本もの「無垢(むく)材」である証拠です。 本物の無垢の材料は、乾燥により強度を増し、そしてひび割れを起こすことがあります。 このひび割れが何ともいえないいい味を出すのですが、7寸角のような太い材料では大きなひび割れが入ってしまうことがあるので、あらかじめ「背割れ」の加工を入れるのです。(ひび割れが入っても、建物の強度に影響はありません。)樹齢100年以上の檜でないと、7寸角の無垢の大黒柱には決してなりません。(7寸角=約21cm角) 「背割れ」は表面に突き板を貼り付けただけの「貼り物」の大黒柱には必要のない加工です。 無垢材だからこその「背割れ」、住まい始めてからの「柱のキズ」。 そのひとつひとつが家族のいい思い出になる本物の住まい、それが「檜伝説」です。
③ お客さまの雰囲気・好みに合わせた家づくり
私たちが本当におススメしたいのは檜ですが、
「檜だけ」にこだわるということはまずありません。
建築資材にはスギ、パイン、レッドシダー等、様々な種類の材料があります。
もちろん材質によっては特長、価格も違ってきますが、お客さまに最適なご提案をさせていただきます。
篠原工務店では、建物や部屋の雰囲気、
お客さまの好みに合わせて決定する事が、
もっとも居心地の良い住まいを提供できるものと考えているのです。
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檜の家で深呼吸したくなる理由…
モデルハウスでぜひとも体感してください。
④ 本物の木のぬくもりを、子どもたちに
これから成長していく子どもたちにこそ、無垢の木のぬくもりや温かみなど、自然のものに、じかに触れて、感じて、育っていってほしい。
篠原工務店の家づくりでは、無垢の檜や杉を多く使用しています。木の香り、ぬくもりがあふれる、優しい空間です。
そんな贅沢な空間が実現できるのは、篠原工務店が材木店を併設しており、質の良い木材を安く仕入れることが可能だからです。本物の木のぬくもりを、子どもたちに―質の高い木造建築を、手の届く価格で存分に味わってもらいたい。
それが篠原工務店の想いです。